協会のめざすもの
本協会の目的は、登山の安全と自然保護に関する教育指導者を育成し、わが国における正しい登山の普及・発展への寄与、及び自然保護活動の推進を図ると定款で謳っています。この目的は、設立当時から50年間変わっていません。
認定するガイド資格は、国際山岳ガイド、山岳ガイド、登山ガイド、自然ガイド、スキーガイド、フリークライミングインストラクターの職能に区分され、プロフェッショナルとして活動をしている全国規模の団体です。四季を通じて自然にふれあう活動やエコツアーなどを行う自然ガイド、夏山の一般登山道を職域とする登山ガイド、四季を問わずに日本の山々、岩壁登攀やアイスクライミングなどをガイドする山岳ガイド、そして、遠くアルプス、ヒマラヤ、アンデスなど、世界の山々をガイドする国際山岳ガイドと、幅広い資格を認定しています。。
また、本協会は、安全で楽しく、そして自然環境に対する配慮を原則として、自然体験活動、一般登山、困難な山々を目指す、あらゆる人々に、より安心できる活動へのモデルとなり、ガイドや専門分野の有識者と協働して活動、体験することの出来る、安全登山・自然体験活動などの普及事業も実施しています。
山や自然は、ともすると危険なものと思われがちです。本協会は、日本を代表する山岳ガイド・登山ガイド・自然ガイド組織として、安全対策はもとより、数々の研修・教育を通じ、ガイドの資質向上を図り、より安全で自然環境保全に留意できるガイドの育成に、日々努力を重ねています。同時に、本協会は、公益社団法人として、ガイド需要の社会的要請に応えるとともに、我が国の山岳ガイド・登山ガイド・自然ガイドの基準となるガイドを養成し、1,000万人を超える登山・自然愛好者に、よりよい社会サービスを提供し、我国の健全な発展に寄与する活動を継続していきます。
1971年 4月 | 社団法人日本アルパイン・ガイド協会として設立。設立当初は、厚生省所管の社団法人として活動を始めるが、同年7月の環境庁発足とともに環境庁(現環境省)所管の社団法人に移管。これは、設立時から亡くなるまで会長を務めた、故橋本龍太郎元首相の「ガイド業務の舞台は山であり、それは環境庁が管轄する」との指導によるものだった。 |
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1990年 10月 | 日本山岳ガイド連盟が発足。国際山岳ガイド連盟に加盟するため、日本アルパイン・ガイド協会もその一員として、日本各地の山案内人組織、山岳ガイド組織を結集。 |
1991年 11月 | 国際山岳ガイド連盟(UIAGM)加盟。 |
2003年 4月 |
社団法人日本山岳ガイド協会設立。 山岳ガイド、自然ガイドの需要の高まりの中、資格制度の統一化、ガイドの資質の向上を目的とし、橋本会長の指導の元、日本山岳ガイド連盟の組織を社団法人日本アルパイン・ガイド協会に統合合併。 |
2006年10月 | 橋本龍太郎会長逝去。 |
2006年10月 | 谷垣禎一が2代目会長に就任。 |
2012年 4月 | 公益社団法人として認定。理事長に磯野剛太が就任。 |
2015年10月 | 国際山岳救助委員会(ICAR委員会)加盟。 |
2020年 3月 | 磯野剛太理事長逝去。 |
2020年 3月 | 今井通子が理事長に就任。 |
2020年 5月 | 武川俊二が理事長に就任。 |
2020年11月 | 国際マウンテンリーダー連盟(UIMLA)加盟 |