公益社団法人日本山岳ガイド協会

会員ログイン

協会について

協会が加盟している国際団体

国際山岳ガイド連盟

1965年、スイスのツェルマットにおいてイタリア、スイス、フランスとオーストリアの山岳ガイド協会代表者の会議が開かれ設立され、1966年、最初の規約が制定されました。公益社団法人日本山岳ガイド協会は国際山岳ガイド連盟に加盟しており、国際山岳ガイドを認定できる日本での唯一の機関です。

国際山岳ガイド連盟のサイト(英語)はこちらから


■国際山岳ガイド連盟の目的
・ 山岳ガイドの責任について国家機関との関係強化。
・ 山岳ガイドの位置付けの統一化。
・ 国際ライセンスカードの発行を通じ、それを所持する山岳ガイドの業務円滑化。
・ 山岳ガイドの養成方法の統一化。
・ メンバー国と第三者間、あるいはメンバー国同士の争議の相談機構。
・ 職業人としての山岳ガイドに影響を与える一般社会および経済的な事柄の学習。
・ 世界中の山岳ガイドとの親密な友情と情報交換の促進。



1965年、スイスのツェルマットにおいてイタリア

■加盟国・準加盟国(英字アルファベット順)

Argentina - Argentinien
Austria
Bolivia
Canada
Czech Republic
Ecuador
France
Georgia
Germany
Italy(AOSTA)
Italy(Südtirol)
Italy
Japan
Kirgistan
Nepal
New Zealand
Norway
Peru
Poland
Slovakia
Slovenia
Spain
Sweden
Switzerland
United Kingdom
USA

国際マウンテンリーダー連盟

2020年11月6日、日本山岳ガイド協会はハイキング・トレッキングリーダーの国際組織であるUnion of International Mountain Leader Association(略称UIMLA 日本語訳 国際マウンテンリーダー連盟)に正式に加盟いたしました。UIMLAは、1989年にヨーロッパにおける職業的マウンテンリーダーの技能基準を共通化する目的で設立された団体をベースに、山岳ツーリズムの世界的な発展を背景に2004年、フランス、イギリス、イタリアなど8か国によって設立されました。一国一団体を原則として加盟国を増やし、2023年末現在、日本を含めて正会員国は26ヶ国、正会員になるための審査中の国がボリビア、ジョージア、ネパール、ギリシャ、アメリカ合衆国の5ヶ国があります。UIMLAはトレッキング、ハイキングを対象とした職業組織で当協会における資格基準としては、登山ガイドの職能に相当します。当協会は、現在2000名を超えるガイド有資格者会員に対して、UIMLA基準に準拠した世界標準である国際マウンテンリーダーの育成と認定を行うことが可能になりました。


アジア初の加盟国として日本山岳ガイド協会がIML資格のアジア・太平洋地域のリーダーシップをとっていく。
日本国内においてILM資格者が存在することにより、訪日外国人に対して日本国内の登山旅行に安心感、信頼感を持たせ、全国の山地地域における地域活性化に向けた新しいインバウンド需要に対応していきます。

IML資格を海外で使うことはもとより、日本国内での需要も重視。
日本の少子高齢化社会が進む中、かつての百名山ブーム時より確実に顧客は減少しています。若年層の顧客開拓は言うまでもありませんが、新たな顧客のボリュームゾーンに訪日外国人をターゲットとして考える必要があります。その意味でIML資格は有効なスキル、ツールとなるでしょう。課題は、十分な会話力、コミュニケーション能力を持って安全に顧客を案内できるガイドに育っていくことです。
日本語での正式名称は、国際マウンテンリーダー(IML)ハイキング・トレッキングガイドと呼びます。


■正会員国(英字アルファベット順)

AD — アンドラ
AR — アルゼンチン
AT — オーストリア
BE — ベルギー
BG — ブルガリア
CH — スイス
CL – チリ
CZ — チェコ共和国
DE — ドイツ
ES — スペイン
FR — フランス
HR — クロアチア
HU – ハンガリー
IT — イタリア
JP — 日本
MK — 北マケドニア共和国
NL — オランダ
NO– ノルウェー
PE — ペルー
PL — ポーランド
RO — ルーマニア
SE – スウェーデン
SI — スロベニア
SK — スロバキア
英国 — 英国およびアイルランド

アスピラント加盟国
BO – ボリビア
GE – ジョージア
GR – ギリシャ
NP – ネパール
US – アメリカ合衆国

国際山岳救助委員会
(イカール委員会)

国際山岳救助委員会ICARとは、山岳救助とその安全性の向上を主な目的として、山岳救助および関連組織が知識を広めるためのプラットフォームを提供しています。ICARは、会員を尊重し、国際協力を推進する独立した世界的な組織です。
ICARは、陸域救助委員会(Terrestrial Rescue Commission)、航空救助委員会(Air Rescue Commission)、雪崩救助委員会(Avalanche Rescue Commission)、山岳救急医療委員会(Alpine Emergency Medicine Commission)の4部門の委員会組織と救助犬(Dog-Handlers)から構成されています。

参加国は、40か国、139団体(組織)が加盟しています。
さて、当協会では国際山岳救助委員会(イカール)に正式に加盟し日本委員会を設置しています。イカール委員会は山岳救助の現場での多様な試みと事例などを共有し、山岳救助機関の国際的な相互理解を深めるプラットフォームづくりを行っています。
現在、ICAR委員会は、当協会の会員である委員(ガイドの有資格者)の他に、日本山岳会、日本勤労者山岳連盟、日本雪崩ネットワーク、日本山岳スポーツクライミング協会、日本登山医学会の会員から、イカールの活動に関心のある各団体の会員が日本ICAR委員会に委員として参加しています。